"機械式時計黄金期"と呼ばれる1930年代〜1960年代、バルジュー社と共に手巻式高級クロノグラフのムーブメント製造を得意としていたヴィーナス社。「M.V.C.02」には1950年代頃製造された同社製「Cal.211」を搭載。クロノグラフ機能、タキメーター、パルスメーター、テレメーターに加え、ビックデイトが6時位置に配されたオールド・ムーブメントの中でも極めて希少なモデルだ。
■ビックデイト表示
この「Cal.211」は数年前より注目されているビックデイト・クロノグラフ・ムーブメントの初期ムーブメントで、50年以上も前に既にこのようなムーブメントが作られていたこと自体が驚きである。そして、ビックデイトの原型ともいえるムーブメントのため現在のそれと異なる点として、現在のものは「30」・「31」・「01」・・・と進む機構に改良されているが、この「Cal.211」は「31」・「32」・「33」・・・と進んでしまう。そのために月末には「01」になるまで自分で調整しなくてはならないのだが、こうした操作もオールドストック・ムーブメントならではの醍醐味といえるだろう。
■インダイヤル
通常のクロノグラフでは左右のインダイヤルが均等な大きさでデザインされているが、日常よく使用する9時位置の秒針用インダイヤルが可能な限り大きくアンバランスな大きさでデザインされ、今までのクロノグラフでは考えられないアンバランスの美しさを実現。
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